例年、お彼岸にはキッチリ咲いていましたが今年は10日遅れでどうにか開花、ですね。
夏の例外的な暑さが狂わせたに違いありませんナ。そういえば禁漁間際のヤマメ、こちらも普通ならその時期、婚姻色が出始めるはずなのに釣れたのはまだピッチピチの夏色だったですね。
反対に、街路の植栽など葉っぱが落ちたり、まだ暑いのに紅葉？したみたいのもありまして・・・・イササカいやかなりヘンな状況が目につきます。

ところで、このヒガンバナ。

全草有毒！となっており口にすべき植物ではない！とされております。

が、聞くところによりますと・・・・・・コレが飢饉の際、救難食として役立てるために家周りなどに植えた・・・・とも聞き及びました。
有毒のため軽い気持ちで球根を掘って食べる、ということはまず無く究極の状態にまで追い込まれ、いよいよ！という際に掘り起こして、手間をかけ毒消ししたうえで飢えをしのぐ・・・・というものらしいです。

本当に最後の手段に・・・というまでに掘り起こして食べてしまうような中途半端なものでは飢饉まで待たないうちに消費されてしまう・・・・・・そんな恐れの少ないものがこれ、ヒガンバナの球根、てなことですワ。

すでに他界された俳優の渡辺文雄さんとご一緒させていただいた時に川辺で伺ったお話。